手許に少々黄ばんだ一冊のNHKラジオ講座のテキスト『レベルアップ中国語』2014年7月号がある。表紙に書かれてあるキャッチコピーは「中国のSF小説を読んでみよう」。教材として取り上げられていたのは...
異文化交流の原点としての漢字 ―“日中韓文化交流”の通底として―
かれこれ30数年前のこと、勤めていた銀行から廖・高碕事務所、日中覚書事務所の後身である日中経済協会に3年間出向し、色々と貴重な経験を積ませてもらった。 そのころ、協会の岡崎嘉平太先生が常勤...
今、世界の154の国や地域に548校の孔子学院と1193校の孔子学堂が開設され、大勢の方が通って中国語の勉強に勤しんでいる。 中国語の学習者としては、きっと中国の日本語学習事情にも関心をお待ちだろ...
正月届いた年賀状を括っていたら、遠い縁者からの文面に「今年80歳になります。孔子だったらなんというのでしょうか。」と、ありました。 「子曰、吾十有五而志于学。三十而立。四十而不惑。五十而知...
中国の大型書店に行くと、さすが歴史の国だけあり、中国歴史に関する書籍が豊富にあり、歴史好きでなくても、書物をあれこれ手に取ってパラパラとめくるだけでも1,2時間はあっという間に過ぎてしまい...
「温故知新」から「温故創新」へ―変革の時代の『論語』の読み方
「子曰、温故而知新、可以為師矣」 「故きを温ねて新しきを知る、以って師と為るべし」 「先生がおっしゃった。古くからの教えを学び、そこに新しい解釈を得るのがよい。それができれば人を教える師とな...
お茶は、既に私の一つの生活習慣になりました。一人の暇な時間や友人と集まった時、一杯のお茶で、お茶の味を楽しむことは、生活の楽しみでもあります。1994年に初めて東京へ研修に来た際、日本の茶道...
語学の学習には到達点がない、とはよく言われることです。労力と時間と費用をかけて学習したにもかかわらず現状のレベルに満足できない、しかし、ここでやめる訳には行かず、継続しかるべし、と決意し...
今年も9月上旬の2週間、大学生の中国研修の引率かたがた上海、杭州、北京を巡ってきました。自分が中国語に初めて触れてからかれこれ45年、そして仕事でかれこれ20年近く駐在したり、何やかやずっと隣...
テレビを見ることについて言えば、ある人に言わせれば何も得るものがなく、時間の無駄ということになるかもしれませんが、しかし私個人の外国語を学ぶということからすれば、テレビを見ることは言語を...