ご挨拶
更なる“地域への貢献”を目指して
グローバル化が進展し、より一層の国際化が求められている現在、地域の発展の一助となるべく、当院は2008年4月学校法人福山大学と対外経済貿易大学、上海師範大学の三校が提携し設立されました。以来中国語および中国文化の理解促進に努めてまいりました。
お蔭様で創設以来10余年にわたり中国語講座や文化関連講座等を提供し、また様々な催し物の開催を通じて、受講生、大学関係者のみならず多くの地元の方々に親しまれる存在として活動してまいりました。これもひとえに日中双方の関係者ならびに地元の方々の厚いご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
ご高承の通り福山を中心とする備後地域は、日本でも有数の産業集積地であり、多くの企業が中国とビジネスの上での深い関わりを有しておられ、中国語が堪能でかつその事情に通じた人材の育成は、ますます重要性を増しております。
幸いにも、創設以来優秀な講師陣に恵まれ充実した講座内容をご提供、併せてHSK(中国政府認定中国語検定試験)を定期的に実施して習得状況の確認や資格取得にもお役立ていただくなど尽力し、多くの皆さんに親しまれるとともに高いご評価を頂戴してまいりました。
AI(人工頭脳)が急速に発展し、全ての環境が目まぐるしい変化する時代を迎えようとしている今日、外国語習得を通じてコミュニケーション力を養うことは、国際社会において活躍するためにはこれまで以上に重要となるものと考えます。
是非とも福山大学孔子学院を大いにご活用いただき、更なる“飛躍への跳躍台”としてお役立下さいますようお願い申しあげます。
学校法人福山大学理事
福山大学副学長
福山大学孔子学院理事長
冨士彰夫
世界に踏み出す第一歩として
中国と日本の関係はよく「一衣帯水」と称されますが、それは「帯のような狭い海を間にして隣りあう」ことの例えであり、更には「隔たっていてもそれが互いの往来の防げとはならない」との意昧が込められています。
2010年以降、中国のGDPは世界第二の規模になり、世界ーになる可能性が高いと言われていますし、グローバル市場との関与度は日に日に増しております。
福山大学孔子学院が所在する備後地域は日本でも有数の製造業の集積地であり、すでにその多くの当地企業が、中国市場と“貿易”や“投資”といった様々な形で、関係を有しており、これからも増えることと考えられます。
中国をはじめとし、異なる国の人々がお互いに理解し、交流することの必要性はますます高まってきており、そのためにはまず互いの“言葉”を学ぶことが不可欠です。
本学院が、一人でも多くの方に受講いただき、その成果を以ってグローバルなフィールドで、ご活躍されるための“いしずえ”たらんことを願っております。
福山大学孔子学院学院長
平山 亮